イベントレポート
ようこそ!西砂へ
~ウォークラリー~11月8日(日)
- ジャンル 体験
日時 | 11月8日(日)10:00~14:00 |
---|---|
スタート | 西砂学習館 |
ゴール | 西砂学習館 |
ようこそ!西砂へ~ウォークラリー~
西砂の五日市街道沿いにある農家を訪ねるウォークラリー
西武立川駅周辺の開発が進み、住宅が増えた西砂地区。五日市街道沿いには今でもたくさんの畑があります。農家の皆さんのご協力により、新しく西砂の住民になった方々に、西砂の農業の魅力を知っていただくウォークラリーに参加させて頂きました。
それでは写真を見ながら当日の様子をご覧ください。
今日はあいにくの小雨となりました。みなさん雨具持参で集合、農家への訪問と言う事で、長靴もちゃんと用意されていました。暑くもなく、寒くもなく、気温には恵まれました。
小雨の中、砂川学習館をスタート。 |
■伊藤養鶏場
最初に訪れたのは「伊藤養鶏場」
軍鶏(しゃも)と烏骨鶏(うこっけい)の飼育をされています。軍鶏は業者に卸されているそうです。残念ながら軍鶏肉を食べたことはないのですが、東京しゃもは有名だそうですね。筋肉質で肉本来のうまみがあるとか。烏骨鶏の卵は自家配合のこだわった特別な飼料を使って、黄身の色が濃く、濃厚で美味しい卵を作られています。
伊藤養鶏場に到着 |
鶏舎の中には入れないので外から覗きます。 |
軍鶏が見えました。 |
飼料をかえることで烏骨鶏の卵の黄身の色をかえるそうです。 |
■(有)小林養樹園
五日市街道の旧道を西に進むと小林養樹園があります。
立川には植木生産農家40軒あるそうですが、50年前の東京オリンピックがきっかけだそうです。オリンピックに伴う国道の整備工事にあわせて緑化の仕事が増加。西砂は元々桑の苗木の生産が盛んで、桑苗の接ぎ木技術が植木に生かされているとか。バブル以降は公共工事が減り、民間需要の開拓が必要となりました。小林養樹園では欧米で盛んなトピアリーに注力されています。
立川の植木産業の歴史を教えていただきました。 |
昨年、みどりの美術館を開園。トピアリーを中心に来園者の目を楽しませています。 |
コアラの形のトピアリー |
針金で作った造形に子供たちは興味津津 |
■古川牧場
さらに西に進んで路地に入ると古川牧場があります。
畜産業は最盛期にはこのあたりで40軒はあったそうですが、今では4軒に。周りに住宅が少ない場所でなければ畜産業はできないそうです。搾乳をされていますが、乳質の基準が厳しくなり、畑で採れた野菜を餌にはできず、アメリカから飼料を購入しているそうです。円安の影響で飼料代も高騰しているとか。
なかなか住宅の近くで牧場経営は厳しいそうです |
乳質の基準を満たすためにはアメリカの飼料を使う事に |
乳牛は42頭。牛舎には入れないので外から覗きました。 |
3日前に生まれたあかちゃん牛 |
■神明社・殿ヶ谷緑道(天候不良の為中止になりました)
■比留間さん(個人農園)
来た道を戻る形で、旧道から再び現在の五日市街道へ比留間さんの農園にお邪魔しました。
入ってすぐの所にあった大きな「柚子」。「獅子柚子」とか「鬼柚子」とか呼ばれているそうですが、ぶんたん(ざぼん)の仲間だそうです。とてもすっぱく、レモンの10~20倍のすっぱさだとか。お正月の玄関飾りとして利用されているようです。畑では珍しいカブを紹介していただきました。「あやめゆき」とおいう品種で、外に出ている部分は紫、土の中は白いカブ。その後、オクラのハウス栽培を見学しました。オクラの栽培は初めて、その上、花も見る事ができました。オクラの花は夏は日の出とともに咲くそうですがお昼にはしぼみ、秋は昼ごろに咲きますが、温度が低いと咲かないそうです。オクラの原産国はアフリカで、暑ければ暑いほど元気だそうです。
比留間さんの農園にお邪魔しました。 |
獅子柚子、熟しても「味は罰ゲームに使うもの」だそうです。 |
陽のあたる部分は紫のカブ |
オクラの花と実がなっています。 |
■西砂学習館に戻って昼食
再び、西砂学習館にもどりました。ここで、今日立ち寄った農家にちなんだクイズが、正解者にはプレゼントもあるとか。はりきって回答しました。クイズの後は西砂で採れた野菜やお肉を使った昼食が用意されました。伊藤養鶏場の烏骨鶏の卵かけごはんもいただきました。
焼きそばと味噌汁、野菜の酢味噌和え、オニオンサラダ、 サツマイモ |
烏骨鶏の卵かけごはん。贅沢ですね。 |
■お土産もいただきました
食事も終わって、最後はお待ちかねのプレゼント抽選会。今回は主催者のご厚意で全員抽選させて頂きました。烏骨鶏の卵もあります。私は「ごぼう」でした。
プレゼント抽選で当たったゴボウ |
比留間さんの農園でいただいた「あやめゆき」とオクラ |