イベントレポート
あきしま町あるき 市内北東部~今昔体験~12月17日(木)
- ジャンル 体験
第31回町あるきナビゲーターと行く
あきしま町あるき 市内北東部~今昔体験~
日時 | 12月17日(木)9:00~13:00 |
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スタート | JR中神駅 |
ゴール | JR東中神駅 |
第31回町あるきナビゲーターと行く
あきしま町あるき 市内北東部~今昔体験~
毎月開催されている昭島観光まちづくり協会主催の「あきしま町あるき」。今回は「市内北東部~今昔体験~」と題して、フランスベッド㈱の家具博物館、中神の引き込み線跡、市民の生活を50年以上支える昭島ガス、その昭島ガスの屋上から旧立川基地再開発の様子、昭島市学校給食共同調理場で現代の学校給食を食べて学ぶ、盛りだくさんのツアーです。
それでは写真を見ながら当日の様子をご覧ください。
今日の天気予報は晴れでしたが、なんとなく雲行きが怪しいのが少し心配です。これで連続3回目となる「あきしま町あるき」過去2回は快晴だったので、今日も持ってほしいですね。JR昭島駅改札前で受付を済ませて、ここでレシーバーを受け取りました。ナビゲーターの方のお話が聞きとれないといけないと配慮していただいたようです。全員そろったので、スタートです。
少し雲行きが怪しいですが… |
ナビゲーターさんによるお店の紹介もあります。 |
■フランスベッド㈱
国内最大手のベッドメーカー、このフランスベッド東京工場内内に「家具の博物館」があります。
フランスベッド東京工場。 |
玄関に入ってすぐ、仁王像がお出迎え。 |
■家具の博物館
フランスベッド創業者の池田実氏の発起により、昭和47年に「家具保存協会・家具の歴史館」として東京都中央区晴海に開設。その後、昭和54年に財団として法人化、それに伴い「家具の博物館」と改名し、博物館活動を継続、平成16年に昭島市に移転しました。この博物館では、タンスと椅子を中心に収集保存されています。懐かしい昭和の家具を見てみなさん「あったあった」と口々に。衣装箪笥、船箪笥、車箪笥、階段箪笥、江戸時代から明治にかけての日本各地の多彩な箪笥、ヨーロッパの椅子や農家の家具。展示されているのは収集品の1割だそうです。
家具の博物館は工場に併設されています。 |
展示物について丁寧に説明をしていただきました。 |
グッドデザイン賞をとった椅子。 |
車輪のついた箪笥。 |
階段箪笥。 |
椅子の中のスプリングの様子。 |
■PRスタジオ東京(フランスベッドショールーム)
主に、ディーラーの方がお客さんを連れて商品を見ていただく、PRスタジオ東京を見学させていただきました。マットレスの構造の説明、さまざまな硬さのマットレスを試すコーナー。硬いマットを好む方が多いですが、実際に人の体には凹凸があるので柔らかいマットレスが適していると説明していただきました。電動リクライニングベッドは介護に限らず、一般利用のものもラインナップも充実しています。フランスベッドの羽毛布団は100%ホワイトグースを使用、産地はポーランドやカナダ、フランスベッドの工場で洗浄し不純物は除去されます。
マットレスの構造の説明。 |
段階的に硬さの違うマットレスが置かれています。 |
床まで下がるベッド。介護しやすく、転落しても安心。 |
TVのCMで見たわと。関心が高いですね。 |
英国のメーカーと共同開発したベッド。高級感あふれ ます。 |
100%ホワイトグースを使用したい羽毛布団。 |
時間の都合で、引込線全部を見ることはできませんでしたが、立川基地の時代に設置され、その後米軍に基地が接収された後も利用されていました。引き込み線が外されたのは平成9年ごろ、この引込線跡を歩いていると、そのころからあった家は引込線方向に玄関はないそうです。
■昭島ガス
ここから東に歩きます。昭島病院を始め病院が並ぶエリアを通り、昭和記念公園の近くにある昭島ガスへ。昭島市内の都市ガス(全戸の6割)とLPガスを供給しています。都市ガスについてのビデオを拝見しました。天然ガスの輸送方法、天然ガスは世界各国からやってきます。天然ガスをマイナス162℃冷却すると液体になり、気体の状態に比べて体積が1/600になるそうです。そのように液化天然ガスに加工し、船で運ばれます。港にある工場の地下タンクに貯蔵さ、その後、気化させて、においを付けて、ガス管に流れていきます。
昭島ガスは昭和記念公園の西側にあります。 |
ポリエチレン製ガス管の素材を利用して作られたボールペン。 |
■昭島ガス屋上
昭島ガスの屋上に上がりました。ここから、現在工事が進められている昭和記念公園西側の立川基地跡地の様子を見ることができます。計画地の北側、大山団地の近くに公園が、その南側に建てられている建物が法務省関連施設、東京都が建設する「残堀川調整池」、UR(都市再生機構)が基盤整備をする民間利用予定地、国営昭和記念公園の西側に隣接するあたりは、環境保全地域に、計画地の真ん中には南北を貫通する大きな道路が整備され、その延長線上、南にのびて、JR青梅線をアンダーパスでくぐるそうです。併せて、東中神駅も駅舎の工事が行われています。
クレーンの見える位置が法務省の施設。 |
計画地の中央には大きな道路が。 |
下に降りて、道路の様子を確認。 |
道路の様子、片面2車線の4車線。中央分離帯も。 |
■昭島市学校給食共同調理場
昭和高校の近くにある昭島市学校給食共同調理場に、すぐそこは立川市富士見町です。この施設は昭和43年にでき小学校9校、中学校2校に給食を配送。昭和47年に第2調理場が完成、第1は小学校、第2は中学校を担当する体制に、現在は小学校8校、1日に3800食、中学校は3校、1日1700食を提供。地場野菜は1年を通じて利用。7品目玉ねぎ、長ネギ、ニンジン、ダイコン、小松菜、キャベツ、白菜。1月には昭島産の米も使用しています。
今日は中学校のメニューを試食します。栄養士さんから献立内容、食品の安全性について、衛生管理についての説明がありました。給食の原材料や出来上がった料理、それぞれ50g以上とり、-20℃以下で2週間冷凍保存するそうです。今日のメニューはマーボー丼とじゃがいもとじゃこの炒め物、みかん、牛乳、合計846kcal。食事前には手洗いをします。
学校給食についての説明。 |
今日のメニュー。結構ボリュームありました。 |
牛乳も昭島の工場で作られたもの。 |
皆さん揃って「いただきます」 |
調理室内はぴかぴかでした。 |
水(お湯)を出すのは足(膝)近くのハンドルで。 |
■JR東中神駅
現在、駅舎の工事、自由通路の工事が行われているJR東中神駅に到着しました。ここがゴールです。全員で、くじらのモニュメントの前で記念撮影。
JR東中神駅、駅舎は平成28年に完成するようです。 |
昭島のシンボル、くじらのモニュメント。 |
参加者の皆さんお疲れさまでした。途中、小雨がぽつぽつと降りましたが、歩くのにはほとんど問題もなく、楽しい町あるきができました。案内をして頂いたナビゲーターの皆さん、関係者の皆さんありがとうございました。