• Top
  • イベントレポート
  • たちかわまちの案内人オリジナル観光まち歩き 砂川の昔と懐かしい学校給食
イベントレポート

砂川の昔と懐かしい学校給食2016年5月10日(火)

  • ジャンル 体験
開催日 5月10日(火)9:30~12:30
スタート 西武拝島線・武蔵砂川駅
ゴール 立川市学校給食共同調理場

たちかわまちの案内人オリジナル観光まち歩き

立川観光協会が主催するたちかわまちの案内人オリジナル観光まち歩き「砂川の昔と懐かしい学校給食」と題して開催されました。たちかわまちの案内人は立川の隠れた魅力を多くの方に知って頂くために立川観光協会が設立した組織。このまち歩きは、年間8回程度(夏の暑い時期と、寒さの厳しい時期をのぞき)開催されます。それでは写真を見ながら当日の様子をご覧ください。

西武拝島線・武蔵砂川駅をスタート

天気予報では雨の可能性もあったので、事前にキャンセルされた方もいらっしゃたようですが、予報に反して晴れ間も見える「まち歩き日和」になりました。西武拝島線・武蔵砂川駅に集合し、いよいよスタートです。

''

駅前で、たちかわまちの案内人の皆さんから、今日のコースの概略、注意事項の説明がありました。

見影橋

玉川上水沿いを少し歩くと見影橋につきます。玉川上水は江戸に飲料水を運んでいましたが、同時に、各地にできた分水が豊かな農地を作りました。

''

この橋は、江戸時代から架かっている橋で、その頃は村を流れる玉川上水の、上流から4番目の橋だったので「四ノ橋」とよばれたそうです。

''

橋の近くには「源右衛門分水」の取入口がありますが、今は使われていません。

砂川分水

砂川分水は松中橋付近に取入口があり、今も水が流れています。玉川上水ができた4年後には、この分水ができ、砂川の農地は五日市街道の東西に広がりました。今は、生活の変化、道路事情により分水のほとんどはふさがれており、分水の様子が見れる場所は限られています。

''

きれいな水が流れる砂川分水、個人の敷地内なので見ることができます。

流泉寺

五日市街道沿いにある流泉寺に着きました。流泉寺は臨済宗建長寺派に属し、江戸時代の新田開発の時に創建したそうです。

''

中には本堂、薬師堂、鐘楼があり、うらには多くの墓碑もあります。

''

明治5年に、この寺の境内に「西砂川小学校(現立川第9小学校)」が開校し、寺の入り口に「砂川の教育ここに始まる」の碑が建っています。明治期は村役場や登記所もあったそうです。

金毘羅山

また、五日市街道を渡って、北へ進みます。この時期には畑には野菜や果物、庭先にはたくさんの花が咲き、皆さん「これは何の花?」と会話が弾みます。しばらく歩くと金毘羅神社と秋葉神社の看板が見えます。

''

中に入ると、休憩できるスペースがあります。地域の皆さんがきれいに清掃されている場所だそうです。ここにゆかりのある邨田丹陵(むらたたんりょう)のお話をうかがいました。彼の描いた「大政奉還図」は教科書にも採用されて有名、その丹陵がこの地で活動されたそうです。

''

金毘羅山は立川唯一の山。人工の築山ですが、その成立には諸説あるようですが、決定的なものはないとか。作られたころは15m~16mはあったそうですが、今は9mほど、山の途中に「秋葉神社」頂上に「金毘羅大権現」「富士浅間神社」があります。この日は時間の関係もあり上までは登りませんでした。

阿豆佐味天神社

金毘羅山を出て、平成新道をななめ南方向にくだります。民家を通りながら、阿豆佐味天神社に到着します。阿豆佐味天神社、砂川村の氏神として380年あまり砂川の発展を見守ってきた神社。この日も他のまち歩きのグループが参拝されていました。

''

阿豆佐味天神社の本殿は天文三年ごろの築造と言われ、立川で最も古い木造建築で、立川市文化財に指定されています。正面の拝殿は文久二年竣工。

''

境内には養蚕が盛んだった砂川を象徴する蚕神神社(養蚕の守り神)があります。現在は蚕の天敵ネズミかを退治するネコがこの神社に縁がある事から、ペットのネコの御利益があるとして「ネコ返し神社」として有名です。ちなみに写真のネコは「ただいまネコ」と呼ばれているそうです。

立川市学校給食共同調理場

阿豆佐味天神社出て、南に下ります。東西道路を越えると立川市学校給食共同調理場に着きます。この調理場では立川市の小学校20校のうち12校の給食を作っています。ちなみに第1~8小は給食室で作られているそうです。一日に作られる給食は5800食、徹底した衛生管理とともに、手作りにこだわった給食が作られています。

''

試食の前に、調理の行程を見学しました。残念ながら、調理された給食はすでに配送済みなので、器具を洗浄される様子などの見学になりました。調理場の見学後、DVDを拝見しました。

''

そしていよいよ給食の試食。この日のメニューはさばの胡麻味噌焼き、筑前煮、牛乳、ごはん、みかん。食後は質疑応答、ごはんとパンの頻度は?(ご飯は1日おき、パンと麺類が交代で)給食費は?(1食254円)担任の先生以外も給食を食べますか?(皆さん給食を食べます。校長先生は検食されるそうです)その他たくさんの質問がでました。

ここでまち歩きは終了、希望者は「みのーれ立川」にお買い物に行かれました。
参加者の皆さんお疲れさまでした。興味深いお話が聞けた楽しい町あるきでした。案内をして頂いた、たちかわまちの案内人の皆さん、関係者の皆さんありがとうございました。
たちかわまち歩きは立川市市報に掲載されますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。次回のまち歩きは5月25日の市報に掲載されます。