持ち帰りを含め、自宅での食べ残し
抑制に役立てて頂ければと用意された、
オリジナルフリーザーバッグ。
イラストレーター 中山真一さんのイラスト
にも、“食品ロスの削減につながります
ように…”との思いが込められている
そうです。
「たちかわ食べきりキャンペーン」について、
立川市 環境下水道部・ごみ対策課
ごみ減量推進部 主任 小山裕二郎さんに、
お話を伺いました。
飲食店での持ち帰りを、
国も少しずつバックアップ。
消費者庁、文部科学省、農林水産省、
経済産業省、環境省が連携して
食品ロス削減に取り組んでおり、
加熱調理済で持ち帰りに不向きでない
ものであれば問題ないとの見解も
出されています。
国の取り組み姿勢や社会情勢も
確実に変化しています。
立川食べきり協力店でも、
4割ほどが持ち帰りの対応をしています。
ゴミになるリスクが高まってしまうので、
なるべく無駄なものは買わない。
Reduce(リデュース/ごみの発生抑制)・
Reuse(リユース/再使用)・
Recycle (リサイクル/再生利用)を総称
する3R(スリーアール)という言葉が
ありますが、最近、立川市では
「Reduce」と「Reuse」の「2R」に
焦点をあてて、ゴミを出さないという
ことを中心に啓発をしています。
例えば、お腹が空いている時に買い物に
行くと、空いていない時に比べて、
つい必要のないものまで買ってしまうと
いうデータがあります。
食品ロスという観点から、
「お腹が空いている時は買い物を控える」
といった、日常生活における心がけを
積み重ねていくことが大切だと
考えています。
「賞味期限」と「消費期限」の違いなど、
正しい知識を得ることが大切。
私自身、この仕事の担当になるまで
正確に把握できていなかったのですが、
例えば賞味期限と消費期限の違いを
知るといった、食品ロスを減らすための
正しい知識を得ることが大切だと
感じています。
「消費期限」は肉やおにぎりなど
すぐに消費しないと傷んでしまう
生鮮食品に設定されるもの。
「賞味期限」は牛乳やお菓子など、
その期限内であればおいしく食べられる
という期限で、少々期限が過ぎても
食べたり飲んだりできるものです。
私もかつてそうだったように、
「賞味期限」が過ぎてしまった食べ物を
ポイポイ捨てている実態があると
思います。
それは、「食品ロス」につながっている。
たとえば、「賞味期限」が過ぎて、
どれくらいまで食べられるかということを
知っている人はなかなかいません。
それは食品によっても違いますし、
開封前・後でも違います。
色や匂いなどで見る、感覚的な判断能力も
重要になってきますね。
「消費期限」
品質の劣化が早い食品に表示されている
「食べても安全な期限」。
それを超えたものは、食べないほうが
安全です。
「賞味期限」
品質の劣化が比較的遅い食品に表示されて
いる 「おいしく食べられる期限」。
それを超えても、すぐに食べられなくなる
わけではありません。見た目や臭いなどで
個別に判断しましょう。
「さらピカ生活」って…
まだ食べられるのに、
捨てられてしまう食べ物(食品ロス)を
出来るだけなくすため、
『お皿がピカピカになるくらい
おいしく、楽しく食べきる生活』のこと。
※「さらピカ生活」について書かれた
パンフレットは食べきり協力店をじめ
立川市内の多摩信用金庫各支店、
公共施設約40ヶ所で配布中 !
どうぞお手にとってご覧ください。
冷蔵庫、テーブルにも食べ物がいっぱい。
せっかくの食材、どうやったら残さずに
済むかな…。
★画像クリックで拡大に
普段の暮らしの中で、
食品ロスを減らすコツが
わかりやすく解説されています。
最後に…
食品ロスを出さないライフスタイルは、
普段の暮らしの積み重ねから。
「ちょっとしたことが食品ロスに
なりうるって気づいて頂けたら」
と小山さん。
環境・お財布・人にやさしい
「さらピカ生活」。
今日から、早速心がけたいです。
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