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イベントレポート

夏休み特別企画イベント
​「エコキャップリサイクルの工場見学」に行ってきました !

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キャップを捨てるのはもったいない!

神奈川県の女子高校生の一言がきっかけで、
エコキャップ回収の活動は始まりました。
燃やせばCo2、
集めればCo2の削減になるエコキャップ。
今ではポリオワクチンと交換して、
世界の子供たちの命を救う活動の一助となっています。
環境、資源、福祉をテーマに。
エコキャップのリサイクル活動に参加する、
またその機会を提供する活動が「エコキャップ運動」。
子供からお年を召した方まで
どなたでも気軽に参加して、
社会貢献に取り組める活動です。

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でも集めたエコキャップはどうなるの?

そんな素朴な疑問を持つ方も多いよう。
8月1日(水)に開催された
「公益社団法人 立川法人会」主催のイベント
「エコキャップリサイクル工場見学会」に、
親子連れを含む約70名が参加。
立川からリサイクル工場のある
埼玉県春日部市に向けて、
2台のバスが出発しました。

エコキャップの行方を追いかけて―。
リサイクル工場をひとしきり見学した後は、
ホテルのランチバイキングや
鉄道博物館でのフリータイムなど。
子供と大人が一緒になって楽しめる内容に、
参加された方は満足の様子でした。

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それではエコキャップが実際、どのようにリサイクルされるのか、
工場見学の流れに沿ってご紹介しましょう。

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機械故障のもととなるプルタブ・乾電池・金属キャップなどが
回収されたエコキャップに混ざっていないかを確認し、除外します。
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選別・粉砕

キャップの素材は、ポリエチレン(PE)とポリプロピエン(PP)の2種類に分かれます。
この2種類の用途は異なるため、混合していると市場での評価が低くなるそう。
そこで近赤外光センサーを使って
「2種類の樹脂」別と「白色とその他の色」別の計4種類に選別、粉砕加工します。

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持ってきたキャップもあるかなぁ…
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洗浄・比重選別
サラサラ、まるで滝のよう。
粉砕されたキャップを洗浄、さらに比重選別されます。
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リサイクルされないゴミは一つの場所に。 ''
あのキャップがこんな形に!
細かく砕かれたチップに触れてみました。
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熱溶融
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熱で溶かされ
「ペレット」と呼ばれる
プラスチック原料に。

再生ペレットを活用し、
商品開発を推進する
企業が増えています。

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再生原料の販売をはじめ、再生原料を利用した様々なエコ製品の開発も行う進栄化成株式会社 埼玉工場。

進藤社長自ら、リサイクルの流れを説明をしてくださいました。

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卓上用エコキャップ回収ボックス(ミニスケルトンBox)も、
リサイクル製品の一つ。
フタはキャップ、本体は発砲スチロール、
取っ手は牛乳瓶キャップとそれぞれ再生材で作られています。

お母さんと参加した小学4年生(日野市)は、
夏休みの自由研究に活かすそうです。

公益社団法人 立川法人会のエコキャップ回収活動

地域社会貢献活動として、青年部会が中心となり、エコキャップ運動をすすめています。立川法人会のスケールメリット(立川市・国立市・昭島市他、計6市、会員約5000社)を活かし、地域の集積拠点となる企業・団体の募集や設置を呼びかけ。またエコキャップリサイクルに関するイベントを開催するなど、啓発活動も積極的に行っています。
昨年は、キャップ回収の先にあるワクチン支援について学ぶセミナーを。リサイクル工場見学は一昨年にも開催され、今回2度目となりました。

内閣府認証NPO法人 エコキャップ推進協会

回収されたエコキャップをリサイクル工場へ。資源として売却した収益金を『NPO法人 世界の子供たちにワクチンを 日本委員会(JCV)』に寄付。その寄付金はワクチンに交換され、世界の子供たちにポリオワクチンとして届けられます。さらに今後、障害者雇用、被災地の子供、子供の心教育、震災義捐金による学校環境改善といった様々な社会支援も目指しています。

「立川法人会」より、エコキャップ回収活動についてのお知らせ。

NPO法人 世界の子供たちにワクチンを 日本委員会(JCV)

予防可能な感染症で命をおとす子供達が数多くいる発展途上国に、ワクチンを供給することを目的としている民間の国際支援団体です。
 

ペットボトルのキャップを集めよう!

キャップ約430個をゴミとして焼却処分した場合、
3150gのCo2が発生します。リサイクルすると10円に。
ポリオワクチン1人分は20円。20円で子供一人の命が救えます。
小さなキャップも、分ければ大きな資源。
但し清涼飲料水など、本体がペットボトルのキャップが対象となります。
大きさの制限はありませんが、次のことに注意して集めましょう。

◆値札やキャンペーンなどの紙のシールを剥がす。
◆異臭の発生を防ぐため、キャップを洗って乾かす。
◆マジック等で書き込んだり、色をつけたものは入れない。
◆金属・アルミのフタ、乾電池、ゴミ等は必ず除外する。