1970年代まで、日本の文壇の主流を占めていたのは「純文学」であり、ミステリやSFなど娯楽性の高い作品は「大衆文学」として軽んじられてきました。それから半世紀を経た現在、大衆文学は「エンタメ」と呼ばれ、今や日本の文学・出版界の中心を成しているといって過言ではありません。
こうした戦後ミステリの黎明期にデビューし、驚異の執筆ペースと圧倒的な人気によりミステリの地位を押し上げたのが森村誠一でした。大学時代は北アルプスを中心とした登山に明け暮れ、その後、ホテルマンを約10年経験してから作家となった森村にとって「本は売れなければ意味がない」ものであり、時世を反映し、出版社や編集者の需に応え、何より読者の期待に応じて生み出した400タイトルもの作品は、まさに「作家の証明」でした。
本展は森村没後1周年に合わせて開催する回顧展です。森村が作品の中で描いた魅力的な登場人物に焦点を当て、社会の歪みや人間の欲によって引き起こされる事件に向き合う姿に迫ります。また、作家は時代を写す存在だと語り、自らの老いまでも赤裸々に綴り亡くなる直前まで「小説家」でありたいと願ったその実像に迫ります。
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- 没後1周年 森村誠一展 「小説(ミステリ)」を生きた男の肖像
街のインフォメーション
没後1周年 森村誠一展
「小説(ミステリ)」を生きた男の肖像 2024年10月19日(土)~12月22日(日)
- エリア その他
- ジャンル 展覧会
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観覧料
大人600円 大・高校生300円
※中学生以下無料
※10月19日(土)、10月27日(日)、11月3日(日)は観覧無料
※中学生以下無料
※10月19日(土)、10月27日(日)、11月3日(日)は観覧無料
名称 | 没後1周年 森村誠一展 「小説(ミステリ)」を生きた男の肖像 |
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イベント日程 | 10月19日(土)~12月22日(日) 10:00~17:00 【休館日】毎週月曜日 (ただし11/4は開館) 11月14日(木)、12月12日(木) |
イベント会場名称 | 町田市民文学館ことばらんど |
所在地 | 町田市原町田4丁目16番17号 【交通アクセス】 |