『器屋 陶工房 己流庵』 庵主に伺ったお話
- エリア 砂川町
- ジャンル その他専門店
西武拝島線「武蔵砂川駅」から南側へ
3分も歩けば、
“ 玉川上水 ” に架かる“ 見影橋 ” 。
橋を渡らずに上水沿いの道を下流へ進むと
金比羅橋が見えてきます。
その手前左側の地域交流施設
「こんぴら橋会館」を裏手に回った
閑静な住宅地の一角に、
趣きある風合に改装した民家があります。
その2階が「器屋」です。
「つかう人それぞれのライフスタイルに
合わせて、1個からでもオーダーメイドで
つくります」と語るのは、
「器屋」とともに、1階の「己流庵」
を主宰する堀川 貴永さんです。
シンプルなデザインでありながら、
一目見れば“ これは…… ” と思わせる
存在感は独創的。
ファンも多い堀川さんの作品を手に取って、
感触やつかい勝手を確かめながら
自分に合った作品が選べます。
陶芸家の一点モノとあって
少々敷居が高く感じられますが
素材から造りあげ、主とお客さんが相対し
やり取りしている点では
「豆腐屋さんやパン屋さんなどのお店と
同じ感覚で、気軽に足を運んでくだされば
嬉しいです」と堀川 さん。
「器なんて、モノが入れば何だって
良いんじゃない?」といった見方も
あるかもしれません。
が、ご飯茶碗ひとつとってみても、
器の厚みで熱の伝わりや持ちやすさなど
すべて違います。
手の大きさによっても、
その人に合うあわないはそれぞれ。
「特に小学生くらいのこどもにとっては、
ご飯茶碗や食器選びは大切な作業だと思います」。
幼かった頃「母親が、毎年ご飯茶碗を
見たててくれて、そのお陰で食べる姿勢が
良くなったり、モノを大切にするこころが
備わったり……」。
自分専用の器を持つ。
そんな些細な出来事から、豊かな感性が育まれると、
自らの体験を通して堀川さんは確信しています。
さまざまな食器の形をイメージさせる
“ 四つの口 ”が“ 大きい” という字を
支えるように書いて “ 器 ” 。
地球温暖化が危惧されながら、
まだつかい捨てが幅を利かせる現代にあって、
「手にした人の想像力を膨らませる」
堀川さんの器には、きっとこころの器を
広げさせる何かも、盛り込まれるのです。
名称 | 器屋(陶工房 己流庵 きりゅうあん) |
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所在地 | 立川市砂川町3-41-6 |
アクセス | 西武拝島線 武蔵砂川駅より徒歩8分 |
TEL | 042-537-6102 |
営業時間 | 10:00∼17:00 【陶芸教室】 10:00∼13:00 14:00∼17:00 |
定休日 | 月曜日 |
備考欄 | お店のホームページ |
※2015年1月現在