お店情報

『紙匠 雅 (みやび)』※2022年3月末に閉店しました。

  • エリア 柴崎町
  • ジャンル その他専門店
「和紙っていうのは、細工をしなくていい。
光を通せば、別世界のようになりますしね。」

紙漉き職人や、生産地を押し出す
“割の合わない”商法を敢えて選び、
地道に和紙の魅力を伝えてきた
『紙匠 雅』のオーナー吉田徳雄さん。



◆和紙職人が手作りした様々なタイプの和紙が、所狭しと並ぶ店内。

長年勤めた、大手書道用品店を
退職して間もなく、立川駅南口で創業。
平成11年、春のことでした。

「書道に限らず、字を書くのが昔から好きだった」
という吉田さんが目指したのは、
個人を対象としたお店。



◆うどを使った和紙や、「Tachikawa」の文字が入った、立川ならではの手作りハガキも。どれも自然のやさしい風合い。

“和紙に書いてほしい”
という思いは海外にまで。
フランスから通訳を連れて
来店するお客様もいらっしゃるそうです。

光を通し、空間に美しいニュアンスを与える
和紙は目隠しにもぴったり。
吉田さん自身も障子の補修に活かすなど、
日常に取り入れながら
「一家に一枚」を
提唱してきました。



「和紙って、決して
高いものではないんです。
長所であり欠点でもあるのは、
丈夫で長持ちなところ!」
と無邪気に笑う吉田さん。

和紙を通して人と人がつながったり、
喜んでもらえる体験型の
イベントも続けています。



◆筆・墨・半紙は、オーソドックスなものから、オリジナルまで幅広い品揃え。

たとえば、立川の保育園や
小学校で行う田村 正師匠の紙漉き体験。
また、興味のある人同士が
集う山頂書道では、
夜の7時に高尾山口駅を出発し、
1時間半ほどかけてゆっくり高尾の山頂へ。
決め事はひとつ、「和紙に、一人一文字ずつ書く」。

「一文字、どんな風に書くか。
みんな、自分が日本で一番うまいって
思ってるんじゃないかな(笑)」。

一人だときつい山登りも、
仲間がいると頑張れるし、何より楽しい。



最後に、吉田さんは手書きの手紙の良さについて
こう語っています。
「書道や和紙に興味のない方にも、
きっと何か伝わる。」

そして和紙の贈り物選びに
困っている人を見かけると、こんなお声掛けも。
「相手のことを考えなくていい。
自分が気に入ったから。それでいいんですよ」。
名称 紙匠 雅
所在地 立川市柴崎町2-2-19
カトービル1F
アクセス JR立川駅南口より徒歩5分
多摩都市モノレール徒歩5分
TEL 042-548-1388
営業時間 平日 10:00~17:30
土日祝日・祭日 10:00~17:00
定休日 毎月第1日曜日
10日・20日・30日(ゼロのつく日)
備考欄 駐車場 なし
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2017年02月26日時点