お店情報

『四つ角飯店』 店主に伺ったお話

  • エリア 曙町
  • ジャンル ランチ 中華・アジア フード・テイクアウト
ランチ ディナー 全席禁煙 貸し切り可

曙町の角地にあった中華料理屋さん。

「初代は祖母。父が2代目、母が3代目です」。
昭和2年創業、95年続く中華料理の老舗 
『四つ角飯店』。
現在、髙橋 淳さんが、
4代目オーナーシェフを務めています。
もとは、曙町の角地にあったことから『四つ角』に。
質・量・価格の3拍子揃った魅力的なメニューが、
地元の方々に長く親しまれています。

◆焼き餃子 「餃子の日」5日・15日・25日と毎月「5」のつく日は焼餃子6個入り(300円)が→半額(150円)。「水餃子の日」毎週水曜日は(300円)が→半額(150円)に。

餃子はその日販売する分だけを、毎日手作り。

中でも餃子は、お店の代名詞ともいえる一品。
国産のひき肉に、ニラ・キャベツなど野菜がたっぷり。
かくし味に合わせの赤みそ、
ほんのり甘いハチミツは消化も助け一石二鳥。
小麦粉・塩・水だけで作られたモチモチの皮で
一つひとつ手握りしています。
添加物が入っていない為、
日持ちはしませんが冷凍しないのがポリシーです。

◆豚の角煮 白煮した後、八角を少し加えて弱火で煮込むこと約10時間。何事も大きく見せないのが老舗の矜持。お肉の量を300gと公言していた頃は、350g以上。そして現在…なんと600g?! もちろん一人前です。

メニューも味も食材も、常に見直し。

「角煮や回鍋肉は、先々代が開発しました。
受け継ぐ味の基本は残しつつ、大人も子供も
おいしく食べられるよう、さらに良くしていきたい」。
迷ってしまうほどのメニュー数。
それでも、「調理スタッフと一緒にメニューを
考えることが大事」。
年に4回は入れ替えるそうです。
髙橋さんが4代目を継ぎ、
大きく見直したことの一つが食材でした。
低価格のスーパーではなく、
豆腐屋さんから仕入れた
手作り豆腐で麻婆豆腐を作ると、
「味も食感も全く違う」と
スタッフから声が上がったそうです。

「原価をしっかりかけないと、
いいものは出来ないと実感しました。
結果として、沢山食べて頂ければ
いいわけですから」。

また、焼肉・回鍋肉・肉玉などに
国産の生バラ肉を。
さらに2017年から、油淋鶏に
大山鶏(だいせんどり)を使用。
ここにも、髙橋さんのポリシーがありました。
メニューの麻婆豆腐に(豆腐屋さんの
手作り豆腐)とだけ付記。
「ブランドをうたい過ぎるのは
当てつけがましい気がして。
でも、食の安全ということを考えれば、
必要なことなのかもしれません」。

◆タンメン 沢山の具にコクのある塩味のスープ。お店に欠かせない人気メニューの一つ。

「料理は愛情」徹底した管理意識と気配りで体現。

上京時には必ず来て下さる、遠方からのお客様も。
「この店があるから、近くのホテルに泊まる」
そんな言葉が励みになるそうです。

「食は人の健康を左右する、責任の重い仕事。
それだけに、身を引き締めて頑張りなさいと
スタッフにはよく言っています」。
さらに、
「一つ作ると、これくらいという
黙示とおタマの手の感覚を、身体が覚えています。
それでも、ちゃんと味を見る。
同じものを作り続けるにしても」。
常に味見をする大切さを語ります。
2026年には、創業100年。
「時代は変わっていくけれど、
お客様視線でおごることなく」。
『四つ角飯店』の歩みは、
先代への感謝とともに未来に続いています。

※記事の内容は掲載時のものです。
名称 四つ角飯店
所在地 立川市曙町1-16-5 1F
アクセス JR立川駅 北口より徒歩5分
TEL 042-522-3668
営業時間 平日・土・日祝すべての曜日
11:30~21:00 (L.O 20:30)
※当面の間、上記の時間で営業中。
定休日 月曜日
※5が付く「餃子の日」が月曜日になった場合は営業し、翌日の火曜日が休みになります。
駐車場 なし