2020 都民生涯スポーツ大会［陸上競技］

コロナ禍で多くのイベントが
中止や延期になる中、開催された
「都民生涯スポーツ大会」。
今年74回目を迎えたそうです。
開始直後、駒沢の陸上競技場は
大雨に見舞われ、一時、競技を中断する
場面もありましたが、無事に全種目が
行われました。

わが街、立川市の陸上競技協会は
男子総合８連覇、女子は準優勝と
昨年から順位を１つあげての好成績。

競技中の声援も、
何よりお楽しみの打ち上げも
今回はありませんでしたが、
選手をはじめ、サポートされる
皆さんの表情は、
とてもイキイキとしていました。

競技の様子をご紹介いたします。

[女子 100m]
立川市陸上競技会メンバーのお２人。
土砂降りの中、１位(13.20)・２位。

[男子 砲丸投]
どの種目も年齢によって競技区分があり、
条件が異なります。
こちらは、クラスＤで砲丸の重量は５kg以上。

『そば たかや』の店主 高橋隆志さん。
お店のリニューアル後は日曜日が営業日になり、
立川陸協の全体練習に参加できませんが
陸上への思いは変わらず。
女将さんはじめ、ご家族も温かく
見守られています。
この日は特別にお店をお休みし、
砲丸投と走高跳、４×100mリレーの３種目に
出場されました。

[男子 100m]
競技区分Ｄ　
花形種目への出場は、
実力が認められてこそ。
日頃の練習の成果を見せつける好機です。

[男子 100m]
競技区分Ｆ ３位を守り抜きました。

[男子 走高跳]
競技区分A 
出場選手は、かつて陸上をされていた方
ばかりではありません。

[男子 走高跳]
競技区分C
練習は基本、毎週日曜日10:00から
錦町「立川公園陸上競技場」で行われ、
恵まれた環境の中、未経験の種目にも
チャレンジ出来ます。

[男子 やり投]
競技区分Ｃ やりの重量は最小800g。

[男子 5000m]
立川陸協からは、1500mで１位になった45才の男性が
5000mにも出場。
先頭集団での位置をキープして。

コロナ感染拡大防止のため、
無観客でしかも声援は控えるルール。

立川陸協の会長、坪内基治さんも
心の中で大声援を送られます。

[男子 三段跳]
立川の監督、松村岳四郎さん。
男子総合８連覇のカギを握る方。
チーム内でいかにして得点を集めるか、
その采配はお見事。
当大会のチームメンバー男子16名・女子８名の
練習をサポートされながら、
ご自身は２種目に出場。

消防アスリートの宮村 岳さん。
200mやリレーのアンカーとしても大活躍。

[男子 400m]
サングラスをかけて力走。
砲丸投と２種目出場の52歳、研究者。

[女子 走高跳]
スラリとした長い脚を生かして。

お二人は、砲丸投げでも活躍されました。

[女子４×100m(合計年齢 170歳以上)] 決勝
１. 立川市　  1:00:16
２．日野市　  1:00:73
３. 江戸川区　1:04.96
４. 港区　    1:04.98
５. 千代田区　1:10.55

第３走者へ笑顔のバトンリレー。
「うまくつながる！」
うれしい気持ちが思わずこぼれて。

物腰の柔らかな女性が
走り出した瞬間、この表情。
陸上は人を変えます。

青いバトンのアンカーは、
１・２・３…な、何人抜き？
ぶっちぎりの速さで会場をわかせた
立川の頼れるアスリート。

[男子４×100m(合計年齢 195歳以上)] 決勝
１. 足立区 　 49.90
２．江戸川区　52.67
３. 立川市　  52.98
４. 青梅市　  55.38
５. 西東京市　58.05   

15:30から、いよいよ最後の種目へ。
１位を飾った女子の結果に続けるか、
大きな期待の中、スタート。
右端、第２レーンが立川。
第３走者、42才にバトンが託されます。

赤いバトンを握りしめ、
消防アスリートが奮闘。

総合結果
[男子] 計30市区出場
優勝　立川市　　273点
準優勝　足立区　199点
3位　杉並区       196点
4位　千代田区 　196点
5位　江戸川区    176点

[女子] 計18市区出場
優勝　日野市　　162点
準優勝　立川市　152点
３位　江戸川区　148点　
４位　千代田区　104点　
５位　港区　　　 90点

「走るだけでも短・中・長。
陸上は種目がとても豊富です。
でも投てきなどキケンな種目は
練習する場所がなかったり…。
その点、立川は恵まれています。
健康維持のため、体力アップのため、
どんな理由でも役立てて頂けたら…」
と話すのは、立川市陸上競技協会 
副会長の飯塚智子さん。
2019年まで、メンバーの指導をしながら、
自身も競技に出られていました。
これから、陸上を始めてみようかな？と
思う方の背中を、ポンと押してくれます。

教師、介護士、消防士、システムエンジニア…。
立川市陸上競技協会には
様々な職業に携わるメンバーの方々が
所属されています。
仕事と陸上と両立するコツや、
練習を継続するヒケツ、
またお気に入りのグッズなど
後日、順にご紹介いたします。
どうぞお楽しみに！

by　T.I