箱根駅伝第91回 箱根駅伝予選会出場校 in 多摩

監督　坪田智夫氏 （1977年　兵庫県出身）

【プロフィール 】
1996年～2000年　法政大学社会学部。
(箱根駅伝に3回出場。第76回箱根駅伝で2区、区間賞。法政大学記録)
2000年　コニカミノルタ入社。
(ニューイヤー駅伝では1年目から4大会連続で区間賞)
2002年　アジア大会10000m代表。
2003年　世界陸上パリ大会10000m代表。
2010年　法政大学陸上競技部 長距離ブロックのコーチに就任。
2013年　駅伝監督に就任。チーム指導年数4年目。

 

前回の箱根駅伝をふり返って

駅伝というのは、出ていない選手も含めたトータルの戦いですので、
10人だけのせいじゃない。
大きい大会前になると絶好調の人もいれば、
75%しか上がらない人も出てきます。
どうあろうとチームとして、状況は他と同じだと思うか。
いかに100%、自分の力を出すか。
前回、2人の故障者がいて、主力が欠けた厳しい戦いでしたけど、
最初掲げた目標8位のまま臨んで、この結果だったのはよかったと思います。
シードに届かない11位。
でもチーム全体の底上げを図ってきたので、次の年も期待できるかなと。

自分で積み上げ、強くなっていくのが長距離のおもしろさ。
突き放して、帰ってきた選手ほど強い。

スタンスとしては、「自分で這い上がってこい」。
気になる選手には特にそうですね。
つき放し、クソッ !と思って帰ってきた選手は強い。
長距離は自分で積み上げて、強くなっていくのが面白さでもあるんです。
色々学んで、壊して積んで…
自分で考えて信じてやった自信。ここまでやってきたというものが、
ふんばりどころで活きてきます。
陸上競技に向ける姿勢は、24時間かけていないと。
スキを一瞬でも見せてしまうと伴ってくれない。

私も、まだ読めないところはあります。
コーチから監督という肩書に変わっただけで、
していることは何も変わってないですね。
 

過去の名選手たちと勝負する気持ちで、
チャレンジしてほしい。

私が現役時代、この大学でなしえなかったことは、
箱根の優勝争いに絡めなかったこと。
前回、本戦の後の慰労会で、宣言してしまいましたから。
本戦での3位が目標 ! と  (苦笑)
法政の歴史の中では、まだ4位しか獲れていないんです。

私が選手だった頃、ニューイヤー駅伝で知った
トラックとは違う、駅伝のコースをいちばん最初に走る爽快感。
もう観客の目が全然違う。
一番最初のチームがきた ! という…
あの、トップを走る感覚を選手達に、というより
後輩たちに経験してもらいたいと思っています。

 

応援団リーダー部　責任者   住友秀平さん

箱根駅伝予選会に向けて

どこも本気だと思いますが、法政はガッチリ熱のこもった、
「気合」の応援をしていると思います。
勝っても負けても選手と同じ気持ちを共有できて、
選手と一緒に成長できる、そこが一番やりがいを感じるところです。

自分も4年で、駅伝の応援は最後。
4年生の選手たちと、共に本戦に出て終わりたいと思います。