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箱根駅伝【帝京大学】 第92回 箱根駅伝本戦出場校 in 多摩

  • ジャンル 箱根駅伝
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帝京大学 駅伝競走部

【 箱根駅伝 戦歴 】

9年連続17回本戦に出場。
最新出場は、2015年第91回(11位)。
最高成績は第76回と第89回(4位)
第92回予選会は(2位)

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駅伝競走部 監督 中野 孝行氏 (北海道出身)

監督にとって「箱根駅伝」とは。

「白」

常にいろんな展開を考えているし、
先入観を持たないでいきたいなと。
先入観を持っていると固定観念から離れられないので。
発見があったり、いい意味での意外があったり。
まったく真っ白なキャンバスです。
このキャンバスをどうデザインをしたらいいのか、
素材を見ながら、筆、固さを見ながら……。

箱根駅伝というものは、毎年変わるものだと思います。
ただし、伝統や歴史というものは尊重しながら。
「白」と言ったのは、先人たちが培ってきたもの、
土台という作られてきたものがあるので、
それなしに色は塗れないと思っているんです。
決して、自分一人で勝手に色を塗るわけではなくて、
いろんな思いと彼らの思いが「重い色」になって、
自然に発色するんじゃないかなって。

そもそも箱根駅伝が出来た理由は、
アメリカ大陸を横断しようという壮大な夢だったんですけど。
今それをやろうとしたら、いくらでも出来る。
それ以上のものを、今の学生たちは箱根駅伝を通して
やらなければいけないんじゃないかなって思うんです。
出られる選手は年間でたった10人。
出られた人は運がいい。
出られなかったからって負けじゃないぞ。
最後まで全うすることなんだって、学生たちに言うんですけど。

私自身、箱根駅伝というものを知らなかった。
田舎っぺの少年が、車の中でラジオを聴いてて。
5区を走る上田誠仁選手がどんどん山を上っていく、
当時のアナウンサーの解説に、箱根の山が想像できた。
それからです。箱根駅伝に出るためにどうしたらいいかと考えて。
運よく4年間走れて、大人になった時の励みになった。
憧れが夢に、夢が現実に。
そのまた夢の続きを、彼らに今、見させてもらっている。
私自身、まだまだあくなき挑戦、
彼らにチャンスをもらって一緒に挑戦し、成長していきたいと思っています。

人の可能性ってわからない。
彼らって 「多摩てばこ」のよう。
いいものも悪いものも。何が出てくるかわからない。
私にとって彼らは宝物で、彼らにとって箱根駅伝は宝物。
今はつらいとかキツイと思ってもいい。
大人になってわかることもあると思う。
 

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コーチ 町田 勇樹氏 (東京都出身)

コーチにとって「箱根駅伝」とは。

「つながり」

襷をつなぐ競技ですけど、それだけじゃなくて、
人と人、色んなものをつないでくれてるなって思います。
選手はもちろんそこに気持ちをのせ、
魂をのせて走るわけですけど、
それ以外の襷を持たない選手たちも
そこに気持ちをのせている。
私自身、箱根駅伝を通して沢山の人に出会って、
今も支えてもらっています。
すべて箱根駅伝があったからだと、しみじみ思いますね。

箱根はやはり、私自身が本気になったものなので。
そういう世界で出会える仲間、戦友ともいいますけど、
自分自身が本気になれる場所でないとないかな。
だからこそ、その辺りのつながりを、より強く感じているのかもしれない。
しかも相手も本気ですから。
本気になったものを通して出会えた人は大切にしていきたいですし、
箱根駅伝を生半可な気持ちでやってる人は、まずいないと思います。

監督はしつこいとかしぶとい、そういう言い方をよくされるんですけど、
そのつながりが強くなれば強くなるほど、力は発揮できるものだと思います。

予選会(2位で通過)だけを見ればいいんですが、
それは集団でバーッといく予選会の走りでしかない。
箱根は一人で行かなきゃいけない。

今後、世界を目指すという選手もいて、箱根は通過点ではあるんですけど、
このチームで戦うのは今年限り。
このチームでのゴールではあるので、そこでの全力は尽くすというところです。
 

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主将 高橋裕太選手 (埼玉県出身)

箱根駅伝本戦に向かう、今の思い。


個人的というか、学年としてシードを残すのが
4年生の役目でもあるので。
シード権を取り戻す、これは確実にとって、
その中でもう一つ上の順位、6番だったり7番だったり。
自分たちの実力を見て、一つでも上の、
目に見えるところを狙っていくというのが目標です。

監督も言われていましたけど、練習の消化率が悪かったので、
下手したら予選会で落ちるっていうのは本当の話で。
直前でやっと立て直してきて、最終的に当日は
4年生を中心にうまくやってくれたのが、成功につながったのかなと思います。
前回の箱根駅伝本戦では、2分足りなかったことでシードを逃した。
予選会に関しては一つ、4年生が責任感というところを
走りで見せてくれたのかなと思います。

個人としてもチームとしても、目標があって、
それを達成したいって気持ちが一番にあります。
そのために本当に具体的に色々考えるようになって。
自分の身体と精神的な状態をかみ合わせて、把握できるようになってきた。
それが出来るようになってきたから、
走りに安定感が出てきたのかなと思います。
継続できるようになると、やはり精神的にも余裕が生まれてきますので。

チームを引っ張っていく立場としては
この一年、結果として、他の大学に引けをとらない走りで見せられているかなと。
やはり走りで見せられることが、一番だと思っています。
本戦に向けて、やるしかないですね、もう最後なので。
 

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主務 藤原 涼さん(広島県出身)

箱根駅伝本戦に向けて、意識して取り組んでいること。


4年生のマネージャーは僕だけなので来年はいなくなって、
後輩だけでやっていくことになるわけですけど。
こうあるべきというようなことは敢えて言ったりしません。
見て学ぶというのも一つだと思いますので、
僕自身の背中を意識しながら、ひとつ一つ行動しています。
マネージャーによって、選手をどうサポートしていくかという
考え方はそれぞれ異なります。でも選手に、よりいい状態で
当日のレースを迎えさせたいという思いは誰もが一緒です。

僕は周りの目を気にしちゃうタイプ。
この試合はこうしていこうと決めても、
全員がその意見に賛成かというとそうじゃない。
もっとこうした方がいいんじゃないかという選手も中にはいて。
そうした様々な声を、こういう風に変えればいいんじゃないかな、
と考えたりしていますね。

またマネージャーであると同時に、
選手のモチベーターでもありたいと考えていて。
試合に向かって練習を積んでいく過程で、
気分のアップダウンなどあると思うんですけど
万全の状態で迎えられるよう、特にメンタルの部分、
しっかりモチベーションを保てるようにと心がけています。

次の箱根は僕にとっても、学生のスポーツとして最後の舞台。
本来は1、2、3年生の中から出てこないといけないんですけど、
現状として4年生に強い選手が多い。
4年生中心のチームということで、その責任感と言いますか、
最低でもシードをとって、後輩たちに託したいと思っています。
 

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堤 悠生選手(4年・中央)

 

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加藤勇也選手(3年・左) と君島亮太選手(4年・右)
 

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山崎渉選手(4年)

 

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瀬戸口文弥選手(3年・右手前)

画像をクリックすると拡大されます。
さらに右上[NEXT]クリックで次の画像が見られます。

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帝京大学 八王子キャンパスにて
 

 

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マネージャーの皆さん

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1年生選手の皆さん

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岩間俊友選手(4年・中央)
 

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3年生が集まって
 

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髙橋裕太選手(4年)と主務藤原 涼(4年)さん
 

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阿南堅也選手(4年・右)
 

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