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多摩郷土誌フェア関連講演会「多摩の仏教民俗」

  • ジャンル 立川の歴史
毎年、立川市女性総合センター1階で開催される「多摩郷土誌フェア
その関連講演会が同センター5階の会議室で開催されました。
10時からの講演①は「多摩の仏教民俗」
講師は坂本要先生(筑波学院大学客員教授)
テーマは「双盤念仏の変遷」
「双盤念仏と言ってもわかりにくいので先ずはビデオをご覧ください。」
ということで入間市にある西久保観音堂の双盤念仏を見せていただきました。
(このビデオをネットで探したのですが見つかりませんでした。)
二枚の鉦(カネ)を向かい合わせにしたものを双盤といいます。
調子を変えて「南無阿弥陀仏(ナムアミダブツ)」と唱えます。
もともとは浄土宗の儀式から始まったもののようです。

明治・大正にかけて大流行して多くの鉦が作られたそうですが、
太平洋戦争の金属供出で鉦を失い急激に衰退したそうです。
立川の普済寺にも双盤があるそうですが双盤念仏は行われていません。



普済寺の閻魔堂、双盤があるかなとのぞいてみましたが、ありませんでした。

現在でも双盤念仏が行われているとして紹介していただいたのが、
武蔵村山市三ツ木にある「薬師堂」と聞きましたので行ってきました。



こちらが「薬師堂」青梅街道沿いにあります。
双盤があるかなと探してみました。



お堂の横に東京都指定無形民俗文化財「薬師念仏鉦はり」
その説明版に「双盤念仏」と書かれていました。
間違いないようです。



宿薬師堂では毎年10月8日、12日、22日が縁日で、薬師念仏鉦はりが奉納されるそうです。
是非行ってみたいものです。
尚、双盤念仏で検索すると何本かのビデオが検索で見つかりました。

by JK