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共同企画講演会「多摩の方言」
- ジャンル 立川の歴史
講師は国立国語研究所の三井はるみ先生。
5年前に三井先生が講演された「立川の方言」好評で、今回は少しエリアを広げた「多摩の方言」というテーマでの講演でした。
女性総合センターアイムの第3会議室はほぼ満員。
皆さん熱心に、聴講されていました。
それこそネイティブな方も多く聴講されていたので、先生がイントネーションについて確認されながら和やかな講演会となりました。
印象的だったことばは「明日、明後日、明明後日」
これを「あす、あさって、やのあさって」と多摩地方では言うそうです。
明後日は「しあさって」ですよね?
「やのあさって」の次が「しあさって」これに続いて、「ごあさって」もあるそうです。(聴講された方のおはなし)
たしかに今日から4つあとが「しあさって」が正解のはず。
東京都心では、3つあとが「しあさって」と言われていたので、このようになったそうです。
多摩の方言としてご紹介していただいたのが「瑞穂の方言」
面白い言葉は「ねえたらくんべえ」は「怠け者、人任せ」の意。「煮えたら来るべえ」が語源だそうです。
最後に新しく生まれる方言としてご紹介いただいたのが
「ツマグロオオヨコバイ」という虫の名前、これは多摩地方で「バナナ虫」と呼ばれているそうです。
皆さんご存知でした?
なお、立川の方言については鈴木依佐生さんの書かれた「立川民俗シリーズⅦ:立川の方言」があります。
歴史民俗資料館で購入できるそうです。
by JK