立川市羽衣町・矢川緑地保全地域の二十四節季 ～処暑～

2020年8月23日。
二十四節季の「処暑（しょしょ）」を迎えました。
暑さがおさまるという意味で、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに秋の訪れを感じさせる頃という季節です。

どんよりとした曇り空の矢川緑地保全地域。処暑になったからか、緑地の草葉は夏から秋冬ものへと衣替えをはじめている⁈ そんな雰囲気です。

水中ではザリガニが、生息場所を奪いあいながら、草葉の陰ではトラップを仕掛けたクモが、獲物を待っています。
夏から秋、そして冬へと移りゆく季節を察知しながら、越冬の準備を着実に進めているように感じます。

矢川緑地保全地域内を流れる「矢川」に、唯一かかる橋。その近くにあるクサギが、花を咲かせていました。

クサギの花の匂いに誘われるように、たくさんの虫が集まっています。
そのなかでも、黒くて大きなチョウ「クロアゲハ」と思われるアゲハチョウの仲間が、好んで集まってきているようです。

このアゲハチョウの仲間以外にも、矢川緑地保全地域では、いろいろな種類のチョウを観ることができます。
シロチョウやイチモンジチョウ、シジミチョウやジャノメチョウの仲間なども生息しているようです。

立春からお届けしているこの『矢川緑地保全地域の二十四節季』。
今回で14回目を迎え、残りあと10回ほどとなりました。
夏から秋、そして冬へと移りゆく矢川緑地を、一緒に観察していきましょう！

次回の「立川市羽衣町・矢川緑地保全地域の二十四節季」コーナーは、9月7日「白露」の更新予定です！

by ノックアウト♪