立川市羽衣町・矢川緑地保全地域の二十四節季 ～寒露～

2020年10月8日。
二十四節季の「寒露（かんろ）」を迎えました。
寒露は、草木に冷たい露がふる頃、という季節です。
一般的には稲刈りが終わる頃で、農作物の収穫が真っ最中の時季を迎えます。
また葉や穂先などが色つきはじめ、紅葉シーズンの到来でもあります。

寒露を迎えた矢川緑地は、台風14号の影響からか、露ではなく冷たい雨に濡れています。
夏の隆盛だったころとはまるで別世界の様に、木道から湿地帯を覗いても、ザリガニの姿は、ちらほらとしか見当たりません。

緑地では、樹の葉や草、穂先などが色づきはじめ、だんだんと紅葉シーズンの到来を意識させるかのよう。降りしきる雨に濡れる草葉が、どこか冬支度を楽しんでいるかのように見えてきます。

この度の台風14号の進路にも注意が必要ですが、何年か前のちょうど同じような頃、ここ矢川緑地でも台風の被害がありました。
湿地帯や緑地内の樹々がなぎ倒されていたり、折れていたり、根こそぎ倒されていたりと、台風の恐ろしさを目の当たりにしました。

立春からお届けしているこの『矢川緑地保全地域の二十四節季』。
今回で17回目を迎え、残りあと7回となりました。
秋から冬へと移りゆく矢川緑地を、一緒に観察していきましょう！

次回の「立川市羽衣町・矢川緑地保全地域の二十四節季」コーナーは、10月23日「霜降」の更新予定です！

by ノックアウト♪