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新・砂川深層こぼれ話12月号カラスの学校

  • ジャンル 立川の歴史 お知らせ
月刊えくてびあんに連載中の「新・砂川深層」。
現在配布中の12月号では「カラスの学校」を紹介しています。

明治43年頃から昭和18年頃まで着物の制服があったというお話です。

制服といえば私などは男子は詰襟の学生服、女子はセーラー服。
そんなイメージですが、小学生のころは制服はありませんでした。

小学校で制服といえば私立のお金持ちの学校を想像しますが、
砂川尋常高等小学校と西砂川尋常高等小学校で採用されたのは
着物の制服で、作業着などに使われていた濃紺の木綿生地で、
丈夫で汚れも目立たず、自宅で縫えるmぉのだったそうです。

この制服が現存しないかと探したのですが
なかなか見つかりませんでした。
立川市歴史民俗資料館に砂川尋常高等小学校のものがあるとお聞きして
撮影させていただきました。

その後、幸小学校に以前に復元した砂川尋常高等小学校のものがあるとお聞きし
袴も含めてお借りして撮影させていただきました。

残念ながら西砂川尋常高等小学校のものは見つかりませんでした。

古いものとはいえなぜ残っていないのかと不思議に思ったのですが、
作業着にできるような着物なので、卒業後はほどいて
作業着として再利用したのではないかということでした。


写真は立川市立大八小学校。(元砂川尋常高等小学校)

by JK