街情報

五日市街道を歩く⑧阿豆佐味天神社

  • エリア 砂川町
  • ジャンル 立川の歴史
五日市街道を歩くの続き。
砂川五番を過ぎてしばらく進むと、
砂川四番交番前の交差点があります。

この交差点の北西にあるのが阿豆佐味天神社。
砂川の新田開発の際に、村の鎮守の神として
1629年(寛永6)に創建されたとあります。



現在の手水舎。
感染症予防の観点から柄杓は撤去されています。



境内の奥のほうにあるのが「唐子手水鉢」
4人の唐子が片膝をついて水盤の四隅を担ぐ
全国でもあまり例をみない手水鉢です。



正面に「漱盤」と彫られています。
「漱」は口をすすぐの意味だそうです。



その近く「蚕影神社」。
砂川では幕末から昭和の初めまで養蚕が盛んでした。



蚕影神社のところに(養蚕の神、猫返し神社)と書かれています。
ジャズピアニストの山下洋輔さんが、愛猫が行方不明になったとき
この神社で「猫がかえってきますように」とお祈りしたら、
猫が戻ってきたことから、「猫返し神社」として命名されました。
蚕の天敵はネズミ、猫が守り神だそうです。



1850年頃に築造された、総けやきの拝殿。



ここで参拝していると山下洋輔さんの演奏する
「越天楽(えてんらく)」が聞こえてきます。

by JK