立川の公園・矢川緑地保全地域

立川市羽衣町と国立市青柳の境。暗渠の緑川の上「みのわ通り」の東側に広がるサンクチュアリーの森と湧水の湿地帯を有する緑地が「矢川緑地保全地域」です。

立川段丘から湧く水を水源とした矢川を挟んで北側には、ムサシアブミやヤブミョウガの群生地、サンクチュアリの森と湧水池。南側には、ヨシやガマなどの湿地で繁殖する植物が群生する湿地帯。また、湧水を水源とする矢川には、きれいな流域でしか観ることができないナガエミクリも観られる貴重な場所となっています。

東京の名湧水57選にも選ばれる立川段丘の湧水が育むのは、森や湿地の植物だけではなく、トンボやチョウなどの昆虫やニホントカゲやカメなども観られます。また餌となる昆虫や小魚、ザリガニなどを求めて、カモやサギ、カワセミなどの野鳥も訪れます。

緑地は、散策路や切り株を加工したようなベンチなども設置されていて、森の中を探検気分で歩きまわれます。緑地に井戸跡があったり、ムサシアブミの群生地などもあって、見どころも豊富です。ただ雨が続いた後などは、足もとがぬかるんでいるところもあるので、散策には注意が必要です。
また湿地帯には、木道が整備されているので、ヨシやガマなどで育つ植物を間近で観察することもできます。

矢川緑地保全地域の四季を二十四節気でまとめた「矢川緑地の二十四節季」コーナーも、ぜひご覧ください。

矢川緑地保全地域の二十四節季2020年版
矢川緑地保全地域の二十四節季2021年版  

by ノックアウト♪