立川の二十四節気 2022 ～霜降（そうこう）～

2022年10月23日
立川の二十四節気。季節は霜降（そうこう）を迎えました。
朝夕がグッと冷え込み、霜が降りるころという季節です。
霜が降りるといっても、先ずは山から、その後徐々に野原にもやってくるようです。

霜降（そうこう）の本日（10月23日）立川市の天気は晴れ。日中は20℃を越える温かさから、とても霜が降りはじめる頃とは思えぬ、ポカポカの一日でした。

矢川緑地保全地域
立川市羽衣町「みのわ通り」の東側、立川段丘から湧きだす水を水源に、手つかずの自然環境で生きる動植物の観察ができる貴重な場所です。

霜降（そうこう）の矢川緑地保全地域。ポカポカの日差しが気持ち良く、散歩日和となりました。イヌ連れの人や昆虫観察に来た親子連れ、湿地の自然を観測に来ている団体さんなど、いつになく矢川緑地には、多くの人が訪れていました。

湿地の木道や矢川沿いを歩いていると、ポチョンポチョンと水の中に何かが飛び込む音。ふと見上げると、ささやかな風に揺らされ木の実がまた一つ。あたたかい日差しの中に、深秋を感じさせる出来事でした。

金比羅山
立川市砂川町「見影橋保育園」の東、玉川上水沿いに小高く積み盛りあげられた人工的な山と云われるおよそ16メートルほどの山です。「金比羅神社」「富士浅間神社」「秋葉神社」が祀られています。

霜降（そうこう）の金比羅山。ご神木の大イチョウの葉は、色づくどころかまだまだ緑色。剪定したところから新しい枝をグングン伸びて、勢いの良さが際立っています。

ご近所の方に伺えば、この大イチョウには実がつかず、葉だけ黄色く色づき、落ちるのだとか…。落葉の大イチョウがとても美しいとも、教えていただきました。

富士見緑地
立川市富士見町「旧奥多摩街道」を昭島市方面へ。「東京都農林水産振興財団」の研究施設の西側にある緑地です。

霜降（そうこう）の富士見緑地は、穏やかな空気が満ちているような静けさ。湧水が溜りに落ち、湿地から湧水路を流れる。その水の流れる音と野鳥の囀りが響く富士見緑地は、気持ちを落ち着かせる環境を作りあげているようです。

富士見緑地の中央に、シンボリックな一本のメタセコイアの樹も、葉が枯れて季節の移り変わりを感じさせてくれます。

若葉緑地
立川市若葉町「立川通り」を小平市「小川橋」方向へ。玉川上水の南。「立川市清掃工場」に隣接する緑地です。

霜降（そうこう）の若葉緑地。見上げると青空、そしていつもの煙突が見えます。
背の高い樹々は、若葉緑地の上空を傘で覆うかのように葉を茂らせて、まるでどこかの野球場のように、ドームの中にいるような感覚です。

風に揺らされた樹々の葉が、頭のはるか高いところから葉を落とすと、まさに葉っぱの雨のよう、ヒラヒラというより、ザーっという音が聞こえてきそうなほど降りそそぎますので、お気を付けください。

by ノックアウト♪