JR立川駅南口。

駅の方から、諏訪通りに聴こえてくる
楽し気な笛・太鼓の音。

時折、小雨がぱらつく中、立川“春の風物詩”、
稚児行列が行われました。

そもそも稚児行列とは、
子どもの無病息災や成長を神仏に願う、
日本の伝統行事。

お釈迦様の誕生日である
4月8日の「花まつり」に、また秋など
地域によって時期は異なるようです。

立川では、 柴崎町の寺院『真如苑』の開祖、
伊藤真乗さまのお誕生日を寿ぐ行事に合わせ、
毎年3月28日に稚児行列が行われています。

烏帽子や天冠など、古から伝わる
色鮮やかな衣装をまとって歩くお稚児さん。

諏訪通りと立川南通りの
二手に分かれて、行列は進みます。

沿道で熱心に写真や動画を撮られる
お身内らしき方も沢山。
良き思い出になりますね。

稚児行列を初めて目にされた方は、
「なんのお祭り？」「どこまで行くの？」など
気になるご様子。

お稚児さんは、諏訪公園を通って
『真如苑 総本部』へ。

信号待ち？と思ったら、
お稚児さんが通るのを待っていたよう。
太鼓の音に合わせて、先生が膝を打ち、
子供たちにリズムを聴かせていると
そのうち立ち上がって踊りだす子も ♪

諏訪公園では、連日の雨にも負けず
ソメイヨシノが待っていてくれました。

澄んだ空気の中で咲く、
しだれ桜がとてもきれい。

まだ、つぼみが沢山ついています。
様々な可能性をギュッと秘めた
お稚児さんのよう。

お散歩していた、地元お米屋さん(錦町)の看板犬、
ふくまるくんとばったり。
太鼓の音がどこから聴こえてくるんだろうと、
キョロキョロ。
稚児行列を見るのは初めてだったかな？

より一層、健やかに。
可愛いお稚児さんに元気をいただいた、
立川の朝でした。