街情報
立川の庚申塔①幸町
- エリア 幸町
- ジャンル 立川の歴史
「庚申信仰」は江戸時代に盛んだった民間信仰。
人間の体の中にいる三し(さんし)という虫が旧暦では60日に1度、
庚申(かのえさる)の日に夜眠っていると天に登り天帝に告げ口をする。
そのため、その夜は寝ないでお祈りをしたり宴会をするというものです。
そのため、庚申塔を建てて供養したそうです。
青面金剛が彫られていることが多く、
三猿(見ざる言わざる聞かざる)も彫られているものが多いようです。
幸町にある子宝子育地蔵尊に庚申塔があります。
正面右側の祠に祀られています。
「立川の野仏」にはここに三基と書かれているのですが、
左の二基は庚申塔ですが、右の二基はお地蔵さんのようです。
左には青面金剛と三猿、右は青面金剛。
江戸時代には盛んだった庚申信仰ですが、明治になって「迷信」だとしてすたれたとか。
by JK