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解釈の違い? それともいわく?答えは国立国会図書館にあり!2023 ~小満(しょうまん)次候~ 紅花栄(べにばなさかう)

  • ジャンル 立川の自然
小満(しょうまん)次候
紅花栄(べにばなさかう)とは…


国立国会図書館にコレクションされている『七十二侯鳥獣虫魚草木略解』によると、この候でいうベニバナとは、染料につかうベニバナのことをいっているようなのです。
ベニバナの最盛期は7月なので、この候のベニバナは、赤い花という意味から、サツキのことを示しているのではないかと考えられているようです。

現在の季節にあたはめて、また自分の生活している地域や場所で四季を感じると、二十四節気も七十二侯も、とても曖昧なものに感じますが、基準となる季節の目安があれば、目標や予定も計画しやすくなることもあるので、曖昧を生かすも生かさぬも、自分次第なのかも知れません。
2023年。立川市内で咲いているサツキは、まさに最盛期のごとくに花を咲かせています。
しかし立川市内でも、金比羅山や若葉緑地などでは、まだ五分咲きくらい?というような場所もあったり、同じ市内だけみても、その場所によっても開花の状況が一節気くらい違っていたりと、不思議な感覚にもなり、また楽しい発見もあります。
二十四節気・七十二侯とは…
地球が太陽の周りを一周する時間の長さを一年とし、これを太陽暦と言います。
太陽暦には、一年を四等分した四季のほか、二十四等分した二十四節気(にじゅうしせっき)。さらに七十二等分した七十二候(しちじゅうにこう)と、季節をこまやかに捉え、農事の目安や旬の食材を使った料理、季節の草花を生活に取り入れて、生活を楽しく豊かにしてきました。
by ノックアウト♪