何気なく過ごしていた日々に、たんたんと繰り返されていた営み。
誰に何をいわれても、信念を曲げず積み上げてきた姿に魅せられて
「…とある一日」を追いました。
朝早い時間から、公園内を見まわる人がいます。
まだ8時前というのに、夏の陽射しは容赦なくふりそそぐ。
とまらない汗をぬぐいながら、黙々と進められる朝のルーティン。
立川市には、管理人が常駐する公園がいくつかあります。
その中の1ヵ所で、この日、管理していたのは、佐藤英二さん。
立川市シルバー人材センターに在籍する、公園管理人さんのお一人です。
公園管理といっても、佐藤さんが常駐している公園、1ヵ所だけを管理しているわけではありません。その周辺の、トイレ設備がある公園、全部で4ヵ所を請け負います。
決められた時間通りに施錠されたトイレを開錠。詰まりや汚れを確認して、紙の補充を済ませると、公園内をまわります。
ベンチや植え込みをのぞいて、飲み終わったペットボトルや食べ残されたレトルトパック。たばこの吸い殻など、誰が落としたのか、置いていったものなのかわからないモノを拾い歩きます。
また季節によっては、枯れ葉や折れ枝を集め袋に詰めると、45リットルのポリ袋はあっという間に数10袋にも…。
一通り公園内を見まわると、今度は公園の敷地とは関係の無い、隣り近所の民家の前や隣接する道路のゴミまで、拾いはじめました。
管理人のお仕事は、公園内の規約に定められた場所だけを管理していれば良いのだそうですが、『風が吹けば、公園の落ち葉や折れ枝だってどこ飛んでいくかわからないでしょ?! これはうちのゴミで、これはあなたのゴミって…ねぇ』とほほ笑む優し気な表情は、人として忘れかけている何かを、思いださせてくれるようでした。
『働けるだけでありがたいよ!』と佐藤さんーー 尋常じゃない暑い日も、バケツをひっくり返したような雨やカミナリの時もありますので、お仕事どうぞお気を付けくださいませ。
By.ノックアウト♪
街情報
…とある一日立川市公園管理人・佐藤英二さんの一日
- エリア 砂川町 上砂町
- ジャンル お知らせ
名称 | …とある一日 立川市公園管理人・佐藤英二さんの一日 |
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